はじめに(必ずこちらをお読み下さい。) 1、心筋症を知ろう。
心臓病のこと。猫の心筋症は、心臓の筋肉が、厚くなったり薄くなったりするなどの異常が生じて、心臓の働きが弱くな る病気です。
大きく分けて下記の種類に分類されます。 @肥大型心筋症・・・猫の心臓病は、肥大型心筋症が一番発生率が高いそうです。 心臓の筋肉が厚くなる。心臓の内腔に向って心筋が厚くなり左心室が狭くなるもの。 6〜10歳くらいの中年の猫に多いと言われています。原因ははっきりとはわかっていませんが、 アメリカン・ショートヘアーやメインクーンなどに特に多く見られるそうです。 A拘束型心筋症・・・心臓の筋肉が硬くなる。心臓内部の繊維質の膜が厚くなって、正常に収縮しなくなる病気。 高齢の猫でごくまれに見られる。 B拡張型心筋症・・・心臓の筋肉が薄くなる。心筋が薄くなって風船のようにふくらんで心臓が大きくなり、収縮する 力が弱まって心臓の働きが鈍くなるもの。タウリンの欠乏によって発症するすることが現在分か っています。そのため発病防止のために,、猫ちゃんのペットフードにはタウリンが含まれていて 発病率もかなり減ってきているそうです。 ここからは発生率が一番多い、@肥大型心筋症をピックアップしていきます。
・他の病気の二次症状として起こったのではない場合、多くは原因不明のものが多い。 ・日本猫(雑種)の発症が最も多い。 ・ストレス、ホルモンバランスの異常 ・遺伝も関係がある。 多くのブリードで、家族性の疾患であることが観察されていて、疾患が家族間でみられること、および両親の片方が 疾患をもっているだけで疾患を持つ子供が生まれることから、遺伝性の疾患であることが強く示唆されています。 メインクーンとアメリカンショートヘアーでは、常染色体の優性遺伝の特徴をもって遺伝することがわかっています。 ・塩分の過剰摂取は高血圧の原因となり、併せて心臓への負担も重くなります。そのため、日ごろより塩分の高い食事 は避けた方が良いでしょう。
心筋の肥大が軽度で、心機能への影響もほとんどない状態から進行しない場合もあれば、徐々に症状が悪化すること もあります。また、数ヶ月で急激に進行することもあれば、何年間も症状が安定することもあり、安定した後に急に悪化 することもあります。数ヶ月前まで元気そうだった猫が、急に苦しみだし天使になってしまううことさえあります。しかし、 軽度から中度の場合には、健康な猫と変わらない生活を何年間もおくることも出きるそうです。病気の早期発見の為に も、できるだけ定期的な検診をオススメします。
・無症状の場合が多い。 ・食欲や元気がなくなる。 ・体重の減少。 ・部屋の隅にじっとしていたり、隠れたりする。 ・運動を嫌がる。 ・苦しそうに呼吸が速くなる。 ・足取りがふらつく。(麻痺する数日まえからこの症状が出ている場合があります。) ・足を引きずる。(麻痺する数日まえからこの症状が出ている場合があります。) ・狂ったように鳴いたり暴れたりすると同時に、足などの麻痺を起こす(特に後肢麻痺が多い。) ・呼吸困難を起こす。呼吸困難がひどい場合は失神することもある。 心筋症と戦う猫ちゃんのブログ 白猫ポンの心筋症回復日記・・・2008年5月に肥大型心筋症で前肢麻痺を起こし、肺水腫にもなったけど、今は元気に 毎日を過ごしています。病気の経過記録。当HP管理人のポンのブログです。 猫はどんな夢を見る・・・・・・・・・2008年6月に肥大型心筋症で後肢麻痺を起こしたけれど、この子も予後順調です。 今も元気に毎日を過ごしています。小熊太郎ママのチビちゃんのブログです。 気まぐれミミと陽気な毎日・・・・2008年6月に肥大型心筋症が発覚し、同月に虹の橋へ旅立ったミミちゃんのミミママの ブログです。動物と飼い主の強い絆を感じさせるブログです。 JOURNAL:M・・・・・・・・・・・・・・2008年7月に肥大型心筋症で前肢麻痺を起こし、今は元気に過ごしています。mihoママ のランちゃんのブログです。 |